真言宗豊山派仏教青年会

いろいろなほとけさま

9.勢至菩薩

~おすがたの特徴~

蓮華や水瓶を持っていたり、合掌をしている
宝冠や胸飾りなどの装飾を身につける
阿弥陀三尊としての登場が多い

たとえるならば光を放つ名脇役、そんな仏さまです。

阿弥陀さまと観音さまと勢至さまがひと組になると、阿弥陀三尊と呼ばれます。中心の阿弥陀如来を、勢至菩薩が智慧の面から、観音菩薩が慈悲の面からサポートします。単独の勢至菩薩像はめずらしく、ほとんどがこの三尊形式のお姿です。

左手に持つのは、泥の中からでも綺麗な花を咲かせる蓮華です。これは煩悩の世界から、悟りの世界に至ることの表れです。

勢至さまが行くところは、500億の花々が咲き乱れるとお経に書かれています。主役顔負け・・・いや、もう主役です!。

写仏に挑戦してみましょう!

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